社交ダンスは1人で始められるのか?社会人から始めて上手くなるには

社交ダンスに興味があるけれど、パートナーがいないから始められない……」とお悩みの方へ。

実は、社交ダンスは一人でも楽しめ、そして一人での練習が上達の鍵となる魅力的な趣味です。

この記事では、一人で社交ダンスを始める際のポイントや、効果的な練習方法、パートナー探しのコツまでを詳しく解説します。

パートナーがいなくても心配ありません。一人での練習を通じて、社交ダンスの基礎力をしっかりと身につけ、ダンスを楽しみましょう。

記事のポイント
  • 社交ダンスは一人でも始められること
  • 一人練習の重要性と効果
  • 基礎力を高めるための具体的な練習方法
  • パートナー探しの際に必要な技術と心構え
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目次

社交ダンスは一人でもできるのか?

社交ダンスを始めてみたいと思っている人のなかでパートナーがいないと始められないと思っていませんか。

確かに、社交ダンスは二人一組で踊りますが、一人で踊ることが重要です。

なぜ一人で踊る必要があるか一人で踊るときのポイントは何かについて詳しく解説していきます。

一人で踊ることの大切さ

社交ダンスは一人でも十分に楽しめるのと同時に一人の練習がとても大切です。

実際に、私は二年間一人で社交ダンスをしていました。

一人と言っても先生と一緒にやっていたため実際には一人ではありませんが、パートナーを見つけてダンスはせずにシャドー練習をずっとしていました

では、なぜ一人で練習していたかというと社交ダンスは一人でも十分に楽しめる趣味だからです。

社交ダンスは実際には覚えることがたくさんあります。大きく分けると以下のようになります。

  • 足型
  • カウント
  • 体の使い方

人によっては足型やカウントはすぐに覚えられますが、体の使い方に関しては研究するとしないでは天と地ほどの差ができてしまいます。

体の使い方は1人で研究する必要があるのだ……

体の使い方に関してはプロの先生でもずっと研究する内容であるため、初心者にとっても勉強するべき深い内容となっているのです。

シャドー練習とカップル練習の違い

一般的に、一人で練習することを「シャドー練習」と呼び、二人で練習することを「カップル練習」と言います。

社交ダンスは二人で踊ることが基本なので、カップル練習が重視されるように思われますが、実際には一人での練習も非常に重要です。

その理由は、ダンスのレベルは各個人の技術に大きく依存するからです。

アマチュアレベルでは、ペアで踊ることももちろん重要ですが、それぞれが自分のステップをしっかりと踊ることで、ある程度の成果を上げることができます。

どちらかが上手ければ大会である程度成績が出てしまう場合がある

また、もしリーダーがプロレベルでパートナーが初心者であっても、リーダーの技術が高ければパートナーをうまく踊らせることができ、その結果、見た目も大変良くなります。

このように、シャドー練習、すなわち一人での練習も非常に重要なのです。

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一人で練習する必要がある理由

先ほども説明した通り、社交ダンスは各個人の技術のレベルで全体のレベルが決まってしまいます。

では、実際どのような部分で差が出ているのでしょうか。

軸とホールドの精度

社交ダンスで最も重要なのはなんといっても上半身です。この精度で成績がほぼ決まってしまいます。

上半身に関して細かく分けた場合、「」と「ホールド」に大きく分けことができます。

軸とは、体の上下を貫く意識のことです。

軸の位置は人それぞれ異なり、その位置によってパフォーマンスに大きな差が生まれます。

例えば、軸が体の前側にあると、背骨が反りやすくなり、パートナーとの空間が狭くなって踊りにくくなります。

背骨が反りすぎるとパフォーマンスに影響が出てしまうのだ

逆に、軸が背骨の前後にあると、骨格をうまく使えるため、パフォーマンスが向上します。

具体的には、これにより推進力を効果的に活用できるようになります。

体の軸は背骨あるいは背骨をかすめる位置に正確に形成される必要がある

ホールド

ホールドの際に腕を横に開きますが、肩の位置に対してどこに意識を置くかが重要です。

もし意識が肩関節より上にあると、肩が上がってしまう原因になります。初心者に多いのがこのパターンです。

肩甲骨と上腕骨が一致していることが大切なのですわ♪

一方、意識が肩関節より下にあると、肩が上がりにくくなります。

肩が上がりにくいと、肋骨を使いやすくなる可能性も高くなります

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推進力を使えるか

推進力は社交ダンスで大きく動くために欠かせない要素で、前方力とも言われます

具体的には、ハムストリングスを使って前に進むことを指します。

太ももには前側の大腿四頭筋と後ろ側のハムストリングスの二種類があり、大腿四頭筋はブレーキの役割を、ハムストリングスはアクセルの役割を果たします。

パフォーマンスを上げるにはハムストリングスを鍛えるのだ

しかし、多くの人はハムストリングスを感じにくいため、使うのが難しいです。そのため、トレーニングを通じて使えるようにする必要があります。

ハムストリングスの重要性については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

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一人で練習する時の注意点

足型を覚える

足型とは社交ダンスで使われるステップのことです。種目や大会によって使えるステップが決められています。

各種目には様々なステップがあり、それらの組み合わせでダンスが構成されます。

初心者の頃は、この足型を正確に覚えることが重要です。一般的なダンスの振付と同じく、ステップを覚えないとダンスが成立しないからです。

ただし、女性の場合、男性の技術が高いと、パートナーに上手くリードされて踊れることがあります。

楽しむためのレベルであれば、ステップを完璧に覚えなくても良い場合もあります。

最終的にはきちんと足型を覚えるのだ……

しかし、大会に出る場合は、足の揃え方も評価されるため、ステップを正確に覚えることが必要です。

正確なステップで踊ることで、社交ダンスの美しさが引き立ちます。

面倒くさがらずに、しっかりと練習しましょう。

カウント覚える

カウントとは拍数のことで、種目によって「SQQ」や「1234」など異なる取り方をします。

また、足型や振り付けによってカウントも変わるため注意が必要です。

女性の場合、楽しむレベルであればカウントを覚えなくても大丈夫なことがありますが、大会に出るなら必ず覚える必要があります

頑張ってカウントも覚えるしかないのだ……

社交ダンスでは、曲と足型がぴったり一致すると非常に美しく見えますが、ずれると魅力が半減してしまいます。

少し技術が未熟でも、曲と一致している方が印象は良くなります。そのため、カウントも面倒がらずにしっかり覚えましょう。

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体の使い方を覚える

社交ダンスで重要なのは、「具体的な動きを覚えること」「体の本質的な使い方を理解すること」です。

具体的な動きとは、ステップと合わせて覚える必要があります。

脚の振り方や足の接地の仕方、体の向きなど、覚えることは多岐にわたります。

これらを覚えるコツは、一度に全部覚えようとせず、動きを分解して少しずつ習得することです。

具体的な体の使い方は先生に習うのだ

本質的な体の使い方とは、自分の体をどれだけ理解して使えるかということです。

上達する人としない人の違いは、体をどれだけ細かく理解して使っているかにあります。

上達する人は、最初から、あるいは努力して、自分の体の使える部分を増やしながら踊っています

一方、上達しない人は自分の体を理解せずに使っているため、体の感覚が鍛えられず上達しません。

体を細かく使えるようになるかを研究しているかが上達の分かれ道

そのため、体を細かく使うトレーニングが必要です。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

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パートナーの探し方

これまでの説明で、一人練習の重要性が少し理解できたかと思います。

一人練習が重要なのは、パートナーを見つける際にも大きな役割を果たすからです。

社交ダンスでは、一緒に踊るリーダーやパートナーを探すことを「お見合い」や「踊り合わせ」と呼びます。

パートナー探しで重要なのは、個人の技術の高さです。

社交ダンスをする人たちは多くが勝利を目指しているため、最も重視されるのはダンスの上手さです。

個人のレベルが低いと本当に選ばれないから頑張るのだ

ここで重要なのは、二人で踊ったときのテクニックだけではなく、一人でどれだけ練習しているかです。

しっかりと練習している人は、ホールドに張りがあり、軸も安定しているため、とても踊りやすいのです。

少し踊っただけでは分からないのでは……?」と思うかもしれませんが、練習不足はすぐに見抜かれてしまいます。

女性は本当に相手の事がよく分かるのだ……

特に女性はこの点に敏感なので、男性は注意が必要です。

実際のパートナー探しの方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

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一人から始めた筆者の経験談

筆者の経験について少しお話しします。参考になるかはわかりませんが、ぜひ聞いてください。

筆者はアラサーになってから社交ダンスを始めました。一人でスタートしたので知り合いもおらず、当然パートナーもいませんでした。

社交ダンスについてあまり理解していなかった私は、最初の2年間、先生とマンツーマンでレッスンを受けていました。

二年間本当に1人でやっていたことはある意味すごいのだ

振り返ってみると、よく続けていたと思いますが、この一人での練習が多くのことを教えてくれました。

まず、社交ダンスは一人で始めても全く問題ないということです。覚えることが多く、それを消化するのに時間がかかるからです。

一人で覚えることがたくさんあるのに、二人でやることまで覚えると、頭がパンクしそうになります。

最初は一人でも十分なのだ

次に、一人で社交ダンスを踊ることで、基礎力が圧倒的に身につきます

この記事を書いている時点で社交ダンス歴7年ですが、基礎力の重要性を痛感しています。

大会で上手な人は基本に忠実で、ホールドが上手です。これは二人で踊る技術だけでなく、体の使い方をどれだけしっかり作り上げているかが影響します。

今でも基礎力は本当に大切と思っているのだ

そのため、一人での練習は欠かせません。地道にコツコツと練習を積み重ねた人が、最終的に上手くなるのです。

一人での練習は大変ですが、諦めずに続けましょう。

記事のまとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 社交ダンスは一人でも始められる
  • 一人での練習が重要である
  • 足型、カウント、体の使い方を覚える必要がある
  • シャドー練習とカップル練習がある
  • ダンスのレベルは個人の技術に依存する
  • 一人練習で基礎力がつく
  • 軸とホールドの精度が重要である
  • 軸の位置がパフォーマンスに影響する
  • 肩の意識位置でホールドの質が変わる
  • 推進力はハムストリングスで生まれる
  • ハムストリングスのトレーニングが必要である
  • 足型を正確に覚えることが重要である
  • カウントの取り方を覚えることが必要である
  • 上半身の使い方が成績を左右する
  • 一人練習がパートナー探しに有利である
  • 上達するには体の使い方を理解する必要がある
  • 大会では基礎力が評価される
  • 一人でも社交ダンスを楽しめる
  • 初心者は一人練習で技術を磨ける
  • 曲と足型が一致すると美しいダンスになる
  • 一人練習で体の感覚を鍛えることができる
  • 努力して体を使うパーツを増やすことが上達に繋がる
  • 練習不足はすぐに見抜かれる
  • 男性は特に女性に見抜かれやすいので注意が必要
  • パートナー探しでは個人の技術が重視される

社交ダンスは、一人でも十分に始められる魅力的な趣味です。

パートナーがいなくても、一人練習を通じて基礎力をしっかりと身につけることで、上達への道が開けます。

基礎力が高まれば、パートナー探しもスムーズになり、よりダンスを楽しむことができるでしょう。

ぜひ、この記事で紹介したポイントを参考に、一人での社交ダンスの練習に取り組んでみてください。

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